ラツィオの白
Le Rubbie Frascati Superiore 2010 / Casale Vallechiesa
本日はラツィオを代表する白ワイン、フラスカーティです。
一般的に酸が弱くぼやけた味わいに傾倒しがちですが、
大手メーカーフォンタナ・カンディダ社や
ポッジョ・レ・ヴォルピ社などは
飲み易く上手にワインを生産していますね。
この造り手ヴァッレ・キエーザの特徴は
混植混醸(ゲミシュター・サッツ)です。
混植混醸はオーストリアやドイツ、ローヌ、アルザスは有名ですが、
イタリアでもアオスタやフリウリなどで行われいます。
簡単にいうと複数の葡萄品種を一緒に植えて、
一緒に収穫・醸造するスタイルですね。
その味わいは単一品種では表現できない
多彩なキャラクターが内包されます。
洋ナシ系の控えめな香りで
口当りにギスギスした印象はなく
ふっくらと柔らかい味わいです。
一見物足りなさを感じてしまいがちですが、
ストレスなくするする飲めちゃいますので
食中酒としては最適です。
以上、